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転居先の点検

巻尺やひも、鉛筆、ノートなどをもって下見
下見には、家の外の下見と家の中の下見のふたつがあります。

家の外の下見

家の前までトラックが入れるかどうか、道幅を調べます。荷物の量だけでトラックの大きさを決めてしまうと、トラックが大きすぎて家の前の路地で立往生ということもありうることです。

家の中の下見

コンセント・ガス栓の位置、柱の出っぱりなどを調べ、家具の配置図をつくります。この配置図に従えば、当日はスムーズに事が運びます。二階家・マンションなどの場合、階段を大きな荷物(洋服ダンス等)が通るかどうか調べます。吊り上げたりしなければならない場合は、専門の業者に任せたほうが安心です。

※ 次のような輸送は、運送会社とよくご相談ください。

  • 貴重品、高価品、書画、骨とう品等。
  • 乗用車、オートバイ等。
  • ピアノ等

引っ越し当日、荷解きの手を休めずに電話一本で昼食などを運んでもらうため、おそば屋さんなどの電話番号・定休日などを調べておきましょう。

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荷造りのコツ.1

新聞紙は最低1ヵ月はためておく。

なんでもないようなことですが、意外と忘れやすいのがこの新聞紙。整理のついでに、ついうっかりチリ紙交換に出してしまい、荷造り用に紙を買うハメになる例が、ままあるようです。新聞紙の用途は、ワレモノを包む、丸めてクッションに使う、折って引き出しにはさみ固定するなど。また段ボール箱は予想以上にいるものなので近所の八百屋・スーパー・酒屋などに早めに頼んで、取っておいてもらいましょう。

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荷造りのコツ.2

食器などは重いものから順に荷物にはハッキリと表示を。

まず、段ボール箱の底に新聞紙を厚めに敷き、丼や茶碗を、その上にガラスのコップや漆器類を、という順序に箱詰めしていきます。四隅と隙間には丸めた新聞紙をクッション用に詰め、箱にはわかりやすいように内容品名や番号づけをし、取扱い上「こわれ物注意」「水ぬれ注意」などの表示をしておくと便利です。

包み方

 茶碗・小鉢・皿・丼などは新聞紙を二重にして形なりに包み、同型、同じ大きさのものをヒモでしばる。猪口・箸置などは小さい箱を用意して、包んでから動かさないようにして詰め、大きな箱に入れる。ガラスコップも同様に。土びんやトックリの口は中に紙を詰め、回りを厚めにくるんでから全体を包む。

ビン類

 口をしっかりしめ、フタを開けたままの段ボールに詰めます。ビンとビンの間には新聞紙をはさみ、箱にはヒモを十文字にかけておきます。

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荷造りのコツ.3

洗濯機・冷蔵庫の水や石油ストーブの油は抜いておく。

冷蔵庫は前日までに中のものを始末し、コンセントを抜き、霜をとり、蒸発皿の水をすてておく。

洗濯機は傾けて、機内に残っている水を完全に抜きます。石油ストーブはタンクの中の石油をすっかり抜いてから荷造りします。

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荷造りのコツ.4

最後まで使っていたものが、最初に使うものです。

すぐ要るものは最後に荷造り。

家族分の食器や食品、トイレットペーパー、タオル、下着、子どもの着替え、パジャマなどは当日の朝荷造りします。こどもたちが翌日から学校なら、学用品はランドセルやカバンに入れて子どもに持たせるのもかしこいアイデアですね。雨具なども当日まで荷造りしないもののひとつです。遠方へ引っ越しされるかたは折タタミ傘は手持品に加えておくと重宝します。